この記事では、3年生の授業でよく行われる「話すこと[やり取り]」について見ていきます。
外国語活動の「やり取り」で出てくる場面
指導要領解説では、この領域の中身として、挨拶や感謝を交わすこと、簡単な指示に応じること、自分の好みや要求を伝えること、そして質問と回答のやり取りが挙げられています。

先生の関わり方と授業実践
ポイントは「教師や友達のサポートを受けながら」という一文です。
3年生に、一人だけで質問と応答を完結させる力を求めているわけではありません。
・困ったら助けてもらえる
・詰まったら誰かが助け船を出してくれる
そんな安心できるやり取りの経験を重ねることが、この時期には大切にされています。

やり取りの指導では、先生が「モデル役」と「助け舟役」の両方を担う必要があります。
まず先生とALTがやり取りのお手本を見せ、次に先生が児童の相手役になって一緒に練習する。児童同士のやり取りに入る前に、この段階を必ず挟むことで、安心して挑戦できる土台ができます。
詰まったときは、答えを先取りせず、”Do you like…?”と最初の数語だけヒントを出すのがコツです。
子どもの成長のサインと所見の書き方
やり取りの力が育っている子どもの姿としては、
- 質問されたときにジェスチャーを交えながらも答えようとする姿
- 分からないときに困った表情をしながらも先生や友達を頼る姿
- 簡単な質問なら自分から友達に投げかけてみようとする姿
が挙げられます。
「正確な文で答えられたか」より「やり取りを続けようとしたか」に注目するとよいでしょう。
所見には、
「友達や教師の支援を受けながら、好きな物について尋ねたり答えたりするやり取りに取り組むことができました」
「質問されたときにはジェスチャーを交えながらも答えようとし、分からないときには困った表情をしながらも先生や友達を頼る姿が見られました」
「やり取りの中で分からないことがあっても、身振りを交えながら答えようとしたり、先生や友達に助けを求めたりしながら、コミュニケーションを続けようとする姿が見られました」
といった表現が適しています。支援を受けながらでも参加できたこと自体を、この時期は前向きに評価します。
次回は、もう一つの「話すこと」、実物を見せながら話す「発表」について見ていきます。お楽しみに。











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