【小学校3年生】実物を見せながら英語で発表する力の育て方

この記事では、もう一つの話す力、「話すこと[発表]」について見ていきます。

実物・イラストが主役の発表

指導要領解説では、身の回りの物や自分の好きなもの、時刻や曜日といった日常生活のことについて、実物やイラストを見せながら人前で話す活動が挙げられています。

外国語活動における先生の関わり方と発表指導

ここでの主役は、実は「実物」「イラスト」です。
言葉だけで伝えようとするのではなく、見せる物があることで、聞いている友達にも内容が伝わりやすくなります。

3年生の発表は、原稿を丸暗記して立派に話すことよりも、「見せながら伝える」という体験そのものを楽しむ場面だと捉えると、指導のハードルがぐっと下がります。

発表指導では、内容を完璧に覚えさせることより、見せる物の準備を手伝ってあげることが先生の大事な役割です。

前日までに「明日は何を見せたいか」を確認し、家から持ってこられない物なら絵に描かせておく。発表本番の前には、ペアで一度練習する時間を必ず設け、いきなり大勢の前で話させないようにすることも安心感につながります。

代表的な実践に、自分のお気に入りの持ち物や、図画工作科でつくった作品を見せながら”This is my ….”と紹介する「ショー・アンド・テル」があります。
曜日や時刻を扱う単元では、時間割表を見せながら”I have Japanese on Monday.”のように話す発表も、実生活と結びつきやすく効果的です。

子どもの成長のサインと所見の書き方

発表の力が育っている子どもの姿としては、

  1. 実物を掲げながら一生懸命伝えようとする姿
  2. 言葉に詰まっても身振りで補おうとする姿
  3. 友達の発表を興味を持って見ようとする姿

が挙げられます。

流暢に話せたかどうかより、見せながら伝えようとする意欲を評価してあげたいところです。

所見には、
「自分の好きな物を実物やイラストを見せながら、身振りを交えて友達に紹介することができました」
「発表の際、実物やイラストを掲げながら、伝えたいという気持ちを持って取り組む姿が見られました」
「言葉に詰まる場面でも身振りを交えて補おうとし、友達の発表にも関心を持って耳を傾ける姿勢が育っています」

といった表現が適しています。「見せながら伝える」という3年生ならではの発表の形を、そのまま言葉にするのがポイントです。

次回は、こうした聞く・話す活動を支える「音声・文化・文字」の知識と技能について見ていきます。お楽しみに。

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