この記事では、それらを育てるために教室で実際に行われる言語活動の具体例を見ていきます。3年生からの積み重ねを意識しながら、どんな活動が4年生に合っているかを考えていきましょう。
領域ごとの活動例
指導要領解説では、
・聞く活動として短い話のおおよその内容を推測したり、音声を聞いて合うイラストを選んだりする活動
・やり取りの活動として欲しい物を尋ね合う買い物場面やクイズ形式の活動
・発表の活動としてお気に入りの場所や休日の過ごし方をイラストや写真とともに紹介する活動
が挙げられています。

これらはそれぞれ独立した活動というより、一つの単元の中で有機的につながるように設計するのが理想です。
聞く活動で表現に出会い、やり取りの活動でその表現を使ってみて、発表活動で自分の言葉としてまとめる、という一連の流れとして捉えると、単元全体の設計がぐっとしやすくなります。
活動づくりで先読みしておきたいこと
活動を選ぶ際は、3年生のときと同様、児童の実態から出発することが大切です。
ただし4年生では、買い物場面のように会話が展開していく活動や、休日の過ごし方のように複数の情報をつなげる発表が増えるため、活動の下準備として「どんな返答パターンが出そうか」と先生自身が想定しておくと、児童の予想外の発言にも余裕を持って対応できます。
実践例としては、教室内にお店コーナーを設置した買い物ごっこ、1週間の過ごし方をイラストにして紹介し合うペア活動などが定番です。
単元の最初の時間に聞く活動でウォーミングアップし、中盤でやり取りの活動を通して表現に慣れ、最後に発表活動でまとめる、という流れを基本形にしておくと、単元計画がぶれにくくなります。
活動の枠を超えて広がる関心と所見の書き方
活動が効果的に機能している子どもの姿としては、
- 決まった受け答えだけでなく、状況に応じて言葉を選ぼうとする姿
- 友達の発表を聞いて自分の休日と比べようとする姿
- 活動後も関連する話題で友達と会話を続けている姿
が挙げられます。活動の枠を超えて英語や話題そのものに関心が向いているかが、うまくいっているサインです。
所見では、活動を通した具体的な行動を描写する表現にすると、伝わりやすくなります。
「買い物ごっこや休日紹介の活動に意欲的に取り組み、状況に応じて言葉を選ぼうとする姿が見られました」
「友達の発表にも興味を持ち、自分の生活と比べながら聞く様子が育っています」
といった表現が適しています。
活動そのものへの取り組みだけでなく、活動を通して友達への関心がどう広がったかまで書き添えると、より丁寧な所見になります。
控えめな性格で発言が少ない子についても、
「友達の発表を熱心に聞き、自分の生活と比べようとする姿が見られました」
のように、聞く姿勢の育ちに焦点を当てることで、その子なりの成長を的確に評価できます。
次回は最終回、4年生の指導で気をつけたい配慮事項について見ていきます。お楽しみに。











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