「外国語、教えることになったけど不安…」
そんな先生のために、今日から6回にわたって「第二言語習得論」をやさしく解説していきます。外国語が教科になってから、経験の浅さに戸惑いを感じている先生は決して少なくありません。
名前は難しそうですが、中身はとてもシンプルです。
要するに、「人はどうやって新しい言語を身につけていくのか」を研究する分野のことです。大学の授業で名前だけ聞いたことがある、という方も多いかもしれませんね。
なぜこれを知っておくと良いのでしょうか。それは、日々の授業の中の「なぜ」に答えをくれるからです。

「なぜあの子はすぐに英語のフレーズを使えるようになったんだろう」
「なぜ同じ説明をしても、覚える子と覚えない子がいるんだろう」。
こうした疑問に、ちゃんとした理由があることが分かってきます。指導力の差だと感じていたことが、実は理屈で説明できる、と分かるだけでも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
このシリーズでは、次の内容を6回に分けてお届けします。
- そもそも第二言語習得論ってなに?(今回)
- 「間違い」の見方が変わった話
- 頭の中の4つの動き(前編:気づく・わかる)
- 頭の中の4つの動き(後編:試す・身につく)
- ちょうどいい聞かせ方と話し合いの力
- 話してみることの効果と安心できる教室
理論というと堅苦しく感じるかもしれませんが、知っておくだけで、目の前の子どもたちの様子が、これまでとは違って見えてくるはずです。
「経験が浅いから自信が持てない」のではなく、「筋道を知ることで、経験を積む速さが変わる」と考えてみてください。
次回は、「間違い」に対する考え方が、実はこの60年ほどで大きく変わってきた、というお話からスタートします。お楽しみに。











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