この記事では、3年生の外国語活動を指導する上で気をつけたい配慮事項を見ていきます。
外国語活動における4つの配慮事項
指導要領解説では、以下の4つの配慮が明記されています。
- 音声中心の指導を大切にすること
- 表情やジェスチャーといった非言語手段を積極的に使わせること
- 国語科や音楽科など他教科との連携を図ること
- コミュニケーションに課題がある児童への個別の配慮を行うこと

指導要領から読み解く!具体的な配慮行動
特に印象的なのが、「フォニックスなどを教え込むような、過度な負担を強いる指導は避ける」という一文です。
3年生はまだ、語彙も限られている段階。だからこそ、表情やジェスチャーを「補助」ではなく「立派なコミュニケーション手段」として位置づけ、無理なく楽しく関われる環境を整えることが求められています。
【音声中心の指導を大切にすること】
音声中心の指導では、新しい表現は文字を見せる前に3〜4回声だけで聞かせ、児童が音として言えるようになってから文字カードを出す、という順番を守ることが基本です。
【表情やジェスチャーといった非言語手段を積極的に使わせること】
非言語手段は「補助」ではなく教える対象として扱います。”I like it.”には親指を立てる、”I don’t know.”には首をかしげるなど、表現とジェスチャーをセットで教え、ジェスチャーだけで単語を当てるゲームを取り入れると、自然と使われるようになります。
【国語科や音楽科など他教科との連携を図ること】
他教科との連携は、単元進度を合わせるだけで実現できます。国語科でローマ字を学ぶ時期に「ローマ字と英語で発音が違うね」と一言添えたり、音楽科で使ったリズムを英語のチャンツに流用したりすると、児童の中で自然に橋渡しが起こります。
【コミュニケーションに課題がある児童への個別の配慮を行うこと】
個別配慮では、ペア・グループを名簿順や座席順で固定せず、苦手さを感じる子には安心できる相手と組ませます。リズムが苦手な子には手拍子を添え、文字の識別が難しい子には文字カードを大きく色分けして提示するなど、視覚・身体的な補助を組み合わせます。

第3学年外国語活動のまとめ
3年生の外国語活動は、正確さよりも、楽しさや安心感を土台に「素地」を育てる時期です。指導要領の一文一文を、こうして少しずつかみ砕いて読んでいくと、日々の授業づくりへのヒントがたくさん見つかりますね。











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